東後畑夕景(090528)         P20

日が沈んでからの漁火の様子(東後畑棚田)を描いた場所には既にカメラが何台も設置してあった。このシーンはそこからほぼ50m東の地点でスケッチしたものである。

当日は夕方まで天気は快晴だったが、6時頃から雲が出始め、7時過ぎの日没には雲間に時々夕日が見える程度で、この絵のような光景を実は目にしていない。太陽や雲の海面での反射の様子、空の色の水田での反射の様子、空の色の移り変わり等の観察を基に、水と絵の具と画用紙のコラボレーションの結果がこの夕景である。

田圃もこのように全てに水が張られている訳ではなかった。人手不足であろうか、昨年よりも荒れた田圃も目に付いた。

 

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