常盤公園夕景         535×365mm

常盤湖の畔に超高温材料研究所がある。かつて現役時代、業務上色々な関係がありよく訪れていた。そしてここの社長室からの常盤公園の眺望、特に夕方の景色のあまりの美しさに息をのんだことがある。

これを絵にしてみたいという思いは絵を初めてからずっとあった。その思いを古くからの友人の現社長に話したところ、98日、中秋の名月の日、雲一つない快晴の夕景を見事な写真に収めてくれた。

その写真を元に描いたのがこの絵である。左上の空をやや暗くし、光芒を幾分強調して、晴れた日の夕陽を際立たせたつもりである。

対岸の左端には石炭記念館の塔が見え、右端には石炭から総合化学企業に展伸した会社の工場群が望める。この常盤湖も炭鉱跡であることを考えると悠久の歴史を感じる風景でもある。

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