四郎谷の初夏(200623)                      F6

「やまぐち棚田20選」の中に入っている周南市戸田(へた)の四郎谷の棚田を描きに来た。

峠を越えて目の前に広がった景色の形は確かに案内の通りだったが、最も近くの最も急な傾斜地は耕作放棄地になっていた。半ば諦めたまま車を走らせると、この景色が広がった。

遠くに島影のある瀬戸内海を望み、入り江の内側は山陽線を跨いで谷間に水田が広がる。半農半漁の集落だろうか。

丁度木陰もあり、スケッチに最適な場所となった。

棚田のあちこちで耕作放棄地を見かけるが、これも作業の難しさや老齢化で致し方ないことだろう。淋しいことだが。

 

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