廃墟に春(190325)                          F6

規模は全く違うが、「国破れて山河あり、城春にして草木深し・・・」、杜甫作「春望」の情景を想像した。

ここは大内氏遺構凌雲寺惣門跡である。

知人からのメールでこの場所を知り、来てみた。

壮大な伽藍を誇ったであろうこの場所は大内義興の墓と大きな石の石垣が残るのみ。石垣の上には野良生えの菜の花が春の到来を告げていた。

 

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