裸婦(120906)                     F10

右の鉛筆デッサンを水彩画にリメイクしたものである。微妙な肌の凹凸や肌の色は記憶とデッサンによる他なかったが、デッサンでは身体の重心が左腕の方に寄りかかっている。描いた後両者を比べて気付いた。

若い女性のヌードを描くに当たっては人によって描く視点や描き方が違うと思う。

私の場合は、もう随分前、或る田舎の美術館で見た油彩画のヌードに影響され、肌の柔らかさと美しさ、ほのかな色気と気品を表現出来たらなーと思ってきたし、今後もそうしたい。

この水彩ヌードがそうなっているかは判らない。しかし今迄描いてきた中では一番気に入っている。

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