山は春色へ(170421)                       F8

長門峡竜宮淵から西の方、阿武川下流の方を意識して眺めたことは今迄なかった。何気なく、竜宮淵から目を回していくと、奥の山は木々がやっと芽吹くか芽吹いたかの色、そして手前の川淵のところは柔らかな新緑と、正に新緑の移り行く様がそこに凝縮されていた。

この絵よりも実際に目に飛び込んだ色はもっと美しい。写真にも納めてみたが、まだこのスケッチの方が色としてはいい。

実際に目に感じた色彩の美しさを如何に表すか、難しい課題である。

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