明木入口(200910)                        F6

萩から国道262号線を南に下ると右手に集落が現れる。ここを通る時は大抵午後3時以降の太陽が傾きかけた時間帯で、その光の加減が正に古くからある山間の宿場町と言う感じを醸し出しており、いつか絵にしたいと思っていた。

萩往還上の明木である。

この日、現場に到着したのは午前10時頃。光の加減が想定していたものとは違う。屋根の反射や山の色合いが微妙に違う。あまり感動を覚えない。それでも午後の光と色彩を想定しながら、待ちながら描き進めた。確かに描き終える頃には待ち望んでいた色合いの風景になってきたが、絵に出来たものはちょっと・・・・。

 

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